牛肉料理

美味しい話 ~牛肉料理~

牛肉は安心してお召し上がりいただけます。~BSE関連情報はこちらをご覧ください~

しっかりとした肉の旨みと、舌の上でトロリととける脂の甘み・・・・・・
この「旨み」と「甘み」の絶妙なハーモニーが牛肉の醍醐味ですが、
優秀なのは味わいだけではなく、栄養面においてもとっても利点が多いのです。
おいしくて、美容と健康にも欠かせない「牛肉」の魅力をご紹介しましょう。

肉食文化にも開花をもたらした明治維新

日本人の食生活に本格的に牛肉が取り入れられたのは明治維新以降といわれています。それまでは度々、仏教の教えなどによって動物の肉を食べることが禁じられてきましたが、明治政府によって欧米先進諸国の物品や文化が導入されるとともに、日本の食文化も大きく変化していきました。福沢諭吉が肉食を奨励したのをはじめ、仮名垣魯文も「士農工商、老若男女、賢愚貧富おしなべて牛鍋食わねば開化不進奴」(『牛店雑談安愚楽鍋』より)と記し、さらに服部誠一も「牛肉の人に於けるや、開花の薬舗にして、文明の薬剤なり。その精神を養ふ可く、その腸胃を健やかにす可く、その血肝を助く可く、その皮肉を肥やす可し」(『東京新繁昌記』より)と牛肉を讃える文を記しました。これらが肉食文化の浸透に拍車をかけたのでしょう。“文明人=牛肉を食す人”という風潮は一気に広まり、牛肉は日本の食生活の中に定着していったのです。

“文明の薬剤”と讃えられた牛肉。その栄養は?

すき焼き、しゃぶしゃぶ、ステーキ……。牛肉料理といえば、日本人に人気の高い料理がズラリ。いまや、日本の食のシーンに牛肉料理は欠かせないものとなっています。その理由を問われれば、答えは「牛肉はおいしいだけでなく、栄養も豊富だから」に他なりません。

たんぱく質が健康な身体づくりに重要な役割を果たすことは周知のとおりですが、なかでも牛肉のたんぱく質には、体内で作り出すことのできない必須アミノ酸がバランス良く含まれています。さらに、動物性たんぱく質は体内での吸収率が高いですから、牛肉は「良質なたんぱく質をもつ食品」の筆頭に挙げられる優秀な食品といえるでしょう。

また、脂肪の燃焼を助けるビタミンB2や、艶のある肌や髪をつくるビタミンB12など、健康と美容のために不可欠なビタミンB群も豊富。 そう、牛肉はまさに、優れた栄養成分をたっぷり含んだ“栄養の宝庫”なのです。

牛肉の真価が見失われがちな昨今ですが、かつて明治の偉人たちがそうであったように、現代に生きるわたしたちも牛肉について正しく理解し、充実した食生活を送っていきたいものですね。

 

 

牛肉料理店舗一覧

牛肉は、OIE(国際獣疫事務局)の基準により安全が確認されています。
美味で栄養価も高い牛肉を、どうぞ安心してお召し上がりください。

(以下、農林水産省提供「BSE等に関するQ&A」より抜粋)

肉や牛乳は食べても
安全なのですか。

牛肉や牛乳・乳製品はOIE(国際獣疫事務局)の基準において、もともと安全です。牛海綿状脳症(BSE)は、英国で実施されたBSE感染牛の材料のマウス等への接種試験で牛からマウスへの感染が明らかとなった脳、脊髄、眼及び回腸遠位部以外の部分からの感染は認められていません。

牛肉や牛乳・乳製品について不安を抱く方がおられますが、このことを十分に御理解の上、安心して召し上がってください。

疑わしい食肉が流通することはないのですか。
牛肉の安全性の確保に向けた農林水産省と厚生労働省の連携は十分ですか。

農林水産省と厚生労働省は協力して、

  1. と畜場において、食肉処理を行う全ての牛について、BSE迅速検査を実施。
  2. その結果、厚生労働省と農林水産省が連携して、次の措置をとっています。
    1. 10月18日から、と畜される全ての牛についてBSE検査を実施することとしています。
    2. と畜場においてBSE感染性がある特定危険部位である脳、脊髄、眼、回腸遠位部については除去・焼却。
    3. 農場において、BSEが疑われる牛、その他中枢神経症状を呈する牛等について、BSE検査を含む病性鑑定を実施。検査結果にかかわらず、と体はすべて焼却することとしました。

これにより、今後は、安全な牛からのものだけが、と畜場から市場に出回り、それ以外のものは、食用としても飼料原料としても一切出回ることのないシステムが確立されましたので、安心です。

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